ピアノ演奏へのアプローチ〜視覚〜
こんにちは!Croissons Music roomです!
今日は導入期のアプローチの中でも「視覚タイプ」について、お話したいと思います。
「視覚タイプ」(と私が勝手に呼んでいるだけですが)は
譜面を読むこと、譜面に目を向けること自体が苦にならないタイプのことです。
文字も読めたり読書も好き…そういうタイプです。
「大人側が教えやすい」のもこのタイプかもしれません。(書いてないと大人はすぐ忘れちゃいますからね💦)
そういう子ならば(もちろん弾くこともすると思いますが)
得意なことが多めの導入でもいいと思いますので、、、
例えば…
1)間違い探し
楽譜の中の間違い探しをするゲームです👀
始めは、先生がホワイトボードなどで左右に一つだけ異なる楽譜を書いて問題を出す
だんだん間違いの数が増えていく→楽譜の間違い探しの書籍も出ていますので、最終的にはそちらを利用してもいいと思います。
ココでポイントなのは、習っていないことでも、問題で出せる❗️ということです。
通常は演奏のテキスト内に出てきたら、それの意味や音を確認して…としますが、間違い探しなので、別に意味がわからずとも、理解できなくても、目で見て「違う❗️」と分かればそれでいいのです⭕️
習わなくても、いろいろなことを目に触れさせることができるので、次に譜面上で出てきても
「あ、これこの前間違い探しで出てきたやつだ!!」のように、知らないけど知ってるものとして認識・入っていけるので、新しく習うよりも、スムーズになると思います。
2)リズム打ちだけ、1段譜でどんどん難しいものにしていく
2〜4小節間のリズム打ちなど、初期の頃の導入によく行われそうですが、優越感を持ってもらうために、短い小節数で、できる範囲で難しくしていきます。
始めは、4部音符(休符)、2部音符(休符)、全音符(休符)、8部音符(休符)…と拍をまたがないリズム譜で進めていきます。
大抵のテキストはココで、小節数が増える、両手でリズム打ちになる、リズムが複雑化してりアンサンブルでリズム打ち…となります。
そこをそうはせず、ひたすら複雑化しないリズムで音価だけを細かくしていったり、目でパッと見える範囲で難し「そう」に見せて、やらせてあげるといいと思います。
そうすると「〇〇さんの歳で、こんな難しいのやってるのあなただけじゃないかな〜」等の声をかけてあげると!
大変、優越感✨だと思います!
この取り組みに対してとてもポジティブになります!
そうなってから、
少し複雑になったリズム(拍を跨ぐタイなどを含んだリズム、拍子が異なるリズム)を見せて
「どうかな??」と聞けば「やってみる!!」となると思います。
不思議なもので、大人(先生)が「やってみよう!」と提案しただけで取り組むのと
大人が提案しているけれど、流れの中で自分自身で「うん!やってみる!」と決断しているかどうかでは、飲み込み具合や意欲が全く違う、と感じます。
「自分で決める」ということを重ねることで、自分自身へ自信がついていく…と何かで読んだことがありますが、このくらいの決断なら、たくさん積み重ねていけますよね⭕️
『スモールステップ』とはよく聞きますが
私は
『トリプルステップ(スモールスモールスモールステップ=SSSステップ)』と
最近心の中で呼んでます❤️
スモールステップよりめちゃくちゃハードルを下げてるんですが
『スモールステップ』より凄そう✨に感じるネーミングですよね(笑)
もうひとつくらいご提案できたら良いのですが…
おそらく視覚タイプは、譜面自体が嫌いではないので、この辺で十分譜面に慣れてくると思います。
譜面は好きだけど、弾くのが少し苦手💧…ということであれば
両手で弾くのをうんと後にして、とにかくたくさん片手で弾かせてあげてもいいと思います(先生が一緒に伴奏🎹してあげたら、音楽的にも響き的にも、全く問題ないと思います❗️)
成長曲線は人によっておそらく少しずつ違っていますし、初期の段階で無理に両手に取り組んで、ピアノや音楽に抵抗感がつくくらいなら、視覚情報でできることをたくさん増やしつつ、自分のペースで伸ばしていく方が、きっといつか弾くことへもっとたくさんチャレンジできる日が来た時に
大人の想像を超えてくるのではないかな、と思います。
本日は「視覚タイプ」について、簡単に、まとめてみました。
引き続き、他のタイプについても、こちらへアップしていこうと思っております。
よろしければ、またいらしてください😊
Croissons Music roomでした!
R.o
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