ピアノ演奏へのアプローチ〜聴覚〜

こんにちは!Croissons Msuic roomです!


今回は「聴覚タイプ」についてお話致します!

(なんのことやらさっぱり…という方は、こちら👈も参考までに)


前回、視覚タイプ(私が勝手に呼んでいるだけです、くどいですが🙇‍♂️)のお話をしましたが

今日は真逆??のタイプ、聴覚優位な方についてです。




私はたぶん聴覚タイプであろうことを、自分では、なんとな〜く感じています。

人の話を聞いて覚えている(誰々がいついつにこういう話をしていた、などを覚えている)タイプです。

人のお話を、お目目を向けて、しっかりきくタイプの子、いますよね👂そんな子たちだと思います(時々同時におしゃべりでもあります、よく聞き、よく喋る(笑)聞く方に特化した、物静かなタイプの子もいるので、一見して同じだとは思われないかもしれません)


そんな子たちへのアプローチは…

ズバリ❗️譜面無し‼️ です(極端に言えば、です。絶対ではありません)



1)音当てゲーム

最初の頃は、音の高低から始めるといいと思います。(高低がわからないけど音の違いがわかるなどのパターンもあるので、どういう傾向があるのかも探りやすいです)

高低がわかるようになったら、「ド」だけで、高さ当てゲームをすると良いと思います。

訓練ではないので、その子がすぐわかるような問題にしてあげることがコツです。

そのうち、ドレミだけで、ワンフレーズあてゲームに移行していきます。

将来の聴奏に繋がっていくゲームです👂


同時進行で、ゲーム前に、問題にしたいことを一緒に歌真似させていきます。

なるべく面白く、がポイントです!

子どもたちは音の高低に、面白さを感じます。個人差はありますが、違いを見つけた時に興味を持つんですね。それを、お勉強っぽくやるか、遊びっぽくやるかで、そこへの興味の持ち方が大きく変わります。

高い音は、先生もひっくり返りそうになる声で⚡️

低い声は、先生も、喉を太くするつもりで懸命に…

そうすると、子どもたちはとても素直なので真似してくれます。

歌真似したものを問題で出すと、十中八九、当たります🎯なので、とても楽しんで取り組めます。

(表面上で楽しくなさそうでも、興味はあるので、そういう場合は、逆に論理的に解説してあげると、集中して聴いてくれると思います)

ここで全く当たらないタイプの子も出てくるかもしれませんので、それはまた別の機会に…🙇‍♂️



2)弾いて聴かせて、すぐ弾いてしまう

楽譜に向かって、ここまで弾いてこよう…みたいなレッスンが、なんとなくイメージできるのですが

聴覚タイプの子は、絶対ではないですが、視覚にちょっと興味が少なめだったりします。

すると、ここまで、と先生のお話は聞いてるんですが、楽譜は見ていなかったりします(笑)

先生がわかってそうしていればいいのですが、うんうんよおく話を聞いているわ❤️と思って、伝わってない(譜面見てない!)と気付いた時のショックといったら、、計り知れませんね(泣)

逆に、弾いて聴かせてこれを弾こう、と誘うと、集中して聴きますし(他に情報源が何もないですから)それで覚えていく方がはるかに量を覚えることができます。

ただ…限界はやはりあるので、そこを見極めつつ、譜面に向き合わないで、音自体を与えていく、という手法が、良いと思います。



3)勝手に弾かせてみる

例えば、応用編ですが

ドレミファソ、全部鍵盤弾けます、となったら、自分で好きに弾いてみていいよ、ただし、手の場所(指の場所)はそのままで◎

と、条件付で、即興のようなことをさせてみます。

最初は躊躇すると思いますが、いくつかやり方を見せてあげたら、聴覚タイプの子はできると思います。先生が弾いていく音全てが、その子にとっての元データのようなものになり、どんどん躊躇なく即興的に弾けると思います。音で覚えていくタイプだからできる技です。

不思議なもので、視覚タイプは(おそらくです、偏見に近いかも🙇‍♂️)この遊び方が大変お好みではありません❌

「これを弾いてください」と、譜面で指定する方が安心します⭕️


音楽で譜面を覚えることを「暗譜」と言いますが、暗譜の形も様々です。

目を閉じると譜面が浮かんでくる人、鍵盤の触った感覚で覚えている人、音楽自体の音を耳で覚えていく人…これを知った時、私は、みんな自分と同じように暗譜していると思い込んでいたので、目から鱗でした😳




今日は、聴覚タイプについて、お話しました。

どれがいい、というのではありません。

そのタイプにあったアプローチが、思っている以上に自分たちが楽である、ということなんです。

楽だとやります、楽しくなってくるので♫


家事では、いつも楽したいな〜と、思っている私でした😅

またこちらで、別のアプローチについて、お話していきたいと思います。

よろしければまた覗いてみてください!


お読みいただきありがとうございます!

Croissons Music roomでした!

R.o


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