ピアノ演奏へのアプローチ〜触覚〜

こんにちは!Croissons Music roomです!


あっつい🥵梅雨入りしたばかりなのに…暑い🫠

とにかく真夏のごとく、暑く暑くて暑くて汗だくです🫠



 今日は導入期のアプローチの中の「触覚タイプ」について、お話したいと思います。

 ※導入期のアプローチの種類については、こちらをクリック


触る…音楽なのに??聴かないの??と思いますよね…

あくまでその感覚が優位なだけで、もちろん耳はこちらを向いているんです👂


「触覚タイプ」


「触る感覚」というのは、

大人になるにつれて、だんだん衰えていくのかな…と個人的には感じます。

逆にこどもたちやそれこそ赤ちゃん👶は、とても敏感というか触覚だけで熱中❗️できるくらいに、感じることができると思います。


赤ちゃんが自分の手を「ぎゅっぎゅっ」と握るような仕草。

あれは、自分の手を自分だと認識するのに、触った感覚を何度も何度も試しているんだと思われます。お砂場遊びが好きな子も、触覚が優れているんだと思います🪣

砂のサラサラした感じや、土いじり(お庭いじりもいいですよね🪏)、泥遊びなんて典型的な触覚全開✨の遊びです。


そんな子は(あくまで、憶測の範囲ですが)

鍵盤を撫ぜるように触ったり(鍵盤の材質によって、触り心地が全く違います)

弾いている音よりも、鍵盤が沈んでいく感覚に夢中になったり、楽譜やノートのページを何度もめくったり…(ページを捲ることに夢中か、ページに触ることに夢中かどうかは、よく観察しないとわからないかもしれません)

かなりの集中力で、感触を満喫しています。


その子たちに

「ねえねえ、もっと聴いてみよう!?」

「こんな風に弾くと楽しいよ!」と誘っても。。。

無駄です!!その時点では、きっとまだ興味がないので💦



では、そのような子たちに、どのようにアプローチしていけばいいのでしょうか??



1)触った感触だけで、当てるゲーム🤏

※箱の中身はなんだろうな??って、よくある、あの!ゲームです!

箱は無しです、鍵盤だけ取って、箱に入れるわけにはいきません❌


鍵盤の場合)

初心者:生徒さんには目を瞑ってもらい、一本指で、触ってそれがなんだか当てていきます。

指は先生が誘導しますので、先生が指や手を持っても、嫌がらない子に限ります。


鍵盤に似たものを用意しないといけません…

お箸箱の端っこや、ドミノ一本、積み木やミニカー、箸置きなど…鍵盤がどの触り心地なのか、をしっかり堪能させてあげます。

先によーく触らせてあげてから出題!だと、余計に取り組みやすいかもしれません。

このゲームだけで、上級者になってしまったら(そんなにやりたく…笑💦)

とことん意地悪な問題で攻めましょう!!無理だよ〜っていうくらい難しい問題を…漆塗りだといい問題かしら??(笑)



中級者以上:同じく目を瞑り、先生が言った音の場所を、音を出さずに当てる。

例)ト音記号の五線の中にある、高い「ド」を探してください、等

※鍵盤の位置を把握するのに、近い作業です。上級者になってきた、感覚が優位でない生徒さんに出すと、難しいことを面白がることができるので、楽しめると思います♫



2)1つの音を、いろいろな弾き方で遊んでみる

鍵盤で遊んでいきます。

鍵盤1本だけです。 絶対1本! どの指でも結構です⭕️


まずは音を出させてあげてください。

音、出るよね?!音出し確認☝️

そうしたら、ゆーっくり沈んでいって、音が出ないように鍵盤の一番下まで降りていってみましょう。大人が思うよりも難しいので、まだできないかもしれません。できないと、結構しつこく取り組みます、たぶん(笑)

そんな感じで、色々な鍵盤の降りる速度や着地加減などで、音(音色)に変化が出ることを、先生と生徒で、共有します。

そしたら、どの出し方で行くか、相談して決めてください。相談ですよ、決して与えすぎないでください🙅‍♀️


そしたら、生徒さんは一つの鍵盤だけで、その弾き方をずっと任務遂行担当です。

先生は…伴奏しましょう!その音の出し方に合う、伴奏をします。

いきなり思いつきませんよ💦という方は、同じ伴奏でいいので、色々な弾き方を研究しておいて見ましょう!ハ長調の1度と属7くらいなら、きっとできます❗️

先生の方でも、柔らかい伴奏、鋭い伴奏、軽い伴奏、重たい伴奏、滑らかな伴奏…と、同じ音でバリエーションを持っておけば、いくつかの鍵盤で遊ぶことができます。


ふたりの努力の結晶でもある演奏が終わったら「良かったよね〜!!」だけではなく

「先生と相談して決めた、あの弾き方をずっとキープ✨していたよね!!すごいな〜って、途中から興奮して、先生が伴奏間違えそうだったよ!!」等

子どもが何をしていて、どうだったかを、先生自身の言葉でバックしてあげます。


生徒さんは、やっていることがシンプルでも、やり取りを通じて

「ぼく(わたし)がんばれたんだ」と、自信をつけることができます。

回を重ねていくと、鍵盤1本では物足りなくなってくるはずです!あちらからリクエストが来る日も遠くないかも…痺れを切らしていってくれますから(笑)



そうしたら、もうベタ褒め😆です!!



先生の大きな表面上のリアクションで、陰からこっそり生徒さんを手のひらでコロコロ…⚽️(笑)


弾いているうちに、鍵盤を「押して」いたのが「弾く」にゆっくり変化していくと思います😊



今日は「触覚タイプ」についての、ご提案でした!!


残りはあと一つ…


一番手強い(?)あのタイプ❗️について は

また近いうちに!!



今日もお読みいただきありがとうございました!

Croissons Music roomでした!

R.o


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