ピアノ演奏へのアプローチ〜体感〜

こんにちは!

Croissons Music roomです! 


お待たせしました‼️


 今日は導入期のアプローチの中でも

いよいよ真打登場!!?

「体感タイプ」について、お話したいと思います。


 ※導入期のアプローチの種類については  こちら↓↓↓ 

ピアノ演奏へのアプローチの<種類>





 「体感タイプ」


この日をどれだけ待ち侘びたでしょうか…!!!(笑)

この「体感」タイプ!



⚫︎話を聞かずに動き出す


⚫︎とりあえず走り出す💨


⚫︎じっとしていられない!!!


 どこにでもいらっしゃいますよね、このタイプの方💨


 おそらく、音楽を教える側の立場や、先生の立場の方なら

一度は出会ったことのある、いわゆる

「どーしよー😖」と

一瞬困ってしまうかもしれない…

そんなタイプです。


私は、このタイプ

今では意外に嫌いではありません😁

「お!!来たな〜✨✨✨」と

ちょっとワクワクするかな〜くらいの感じです(笑)



小さい子を座らせておくのが大変??


コレ、よくきくんです、フレーズとして。

そうですよね、だって

すわらせておきたいんですから。


大人側の意図で、なんです。


本人が座らないなら…

もういっそ、座らなくてもいっか😆

と、発想を転換して、考えてみましょう!!

まずは、とにかく身体を使ってみます!


※こちらの方法は

講師の方が疲れて負けることがございます、ご注意下さい⚠️笑 



1)ぴょんぴょん飛んで真似っこしよう!!


先生の真似っこをしていきます。

「じゃあ先生はリズムを手で叩くから、あなたはジャンプしてね!」


…ハイ、ダメです!先生は身を削りましょう❗️(笑)


先生が、口で「ぴょんぴょんぴょん!」=♩♩♩

と言いながら、全力ジャンプ!!

生徒さんが飛ぶのに合わせて、また先生が「ぴょんぴょんぴょん」

先生の口が止まることはありません!!


これを、繰り返していきます!!


自分もなるべく高く飛ぶ!!相手を疲れさせるために!! 


…しんどいですよね、体力が!!

私は音楽の先生なのに…と思った先生…

すみません、諦めてください(笑)

ありがたい、体力維持の1つだと思って楽しんでやりましょう!

だから、先生が自分でできる範囲のリズムにします。

16部音符とか、絶対にしません(苦笑)


真似っこが上手になってきたら、曖昧な音程(言葉は「ぴょん」のまま)を加えて

左右の動きもプラスしてみます。

これは文章では書きにくいので、どこかで具体例を動画でお見せできればと思っています。

今日のところはこのままで🙇‍♂️


 ※リズムの真似っこに楽しさを感じるため 、に実施します。

 発散後だと、少し落ち着いて、小物楽器などを叩ける可能性もあります。

(ダメかもしれませんが😅)

そちらが優先の場合は、こちらはあまりこん詰めず、あくまで「発散の時間」だと思って取り組んでもいいです⭕️




2) スタッカートのメロディを真似っこ!(のつもり)


先生の真似っこに慣れてきたら(=できればお口の真似っこも、動きと一緒に!が理想です⭕️)

「ドレミ」を取り入れていきましょう!

スラーは、このタイプの子どもたちには最初は真似が難しいので、

スタッカート一択です!


短いフレーズでメロディを歌いながら、先ほどのぴょんぴょんの動きを一緒につけていきます。

できれば、順次進行のメロディが良いです。

跳躍のあるメロディの場合、その分ジャンプで飛び越えるような動きが必要になってくるので

順次にしましょう(笑)

ジャンプの動きは、前後でも左右でも、どちらでも大丈夫です⭕️

鍵盤を意識させたい場合は、もちろん左右ですが…この段階でそこまで求めるかどうか、です!



 3)左右のジャンプでドレミ


 鍵盤模様の絨毯やマット、 模造紙に先生がお手製で鍵盤を描いてもいいと思います。


まずは、一つの音の上でジャンプをしていきます。

「ドドド」=♩♩♩、です。

3つくらい、音の位置がわかるようになってきたら

先ほどの順次進行のメロディの要領で、真似っこ遊びを繰り返していきます。


紙で用意する場合は、しっかり貼り付けないと、あっという間にビリビリ…です💦


この真似っこでは、鍵盤位置の把握をイメージしていただくと良いかと思います。



 

 応用編:小さいお人形やミニカーで、ドレミ 


こちらは、体感タイプとは別かも??しれません。

ピアノの椅子には座っていられないけれど、床や絨毯の上には座れる、寝転がってなら…

そんなタイプの子です。


先ほど、先生が身を削って行なってきた動きを

小さいお人形やミニカーで行います。

もちろん実際の鍵盤の上で行うわけにはいきません。

紙などに印刷するか、市販で実寸大の鍵盤のサイズのものがあったりしますので

そちらをご利用されると便利かと思います。


こちらも順次だといいですね。

こちらの遊び方の場合だと、主音に小さな椅子や車庫?を用意して

最後にここに戻ってこよう!等としてもいいかもしれません🏠



先ほどの階段も、お人形バージョンなら!!

3度くらいなら跳躍のあるメロディもいけるかもしれません⭕️



こんなところで…

以上、本日のご提案でした!


ここまで、一度も鍵盤に座っていないことにお気づきでしょうか?

このくらい、鍵盤から離れても、音楽へ/鍵盤への道順を、先生が意識して用意してあげることで

何かしら、体得していくことができると思います。

最終的に、鍵盤は無理だ…と万が一なっても、音楽に触れた時間が無駄になることは決してありません。



 )最後に…

そして

鍵盤は先生の大切なお友達だから 乱暴にする人とは仲良くできません!

大切な先生のピアノは貸せません。


最初に

ハッキリ!!お断りしおきましょう。

子どもの生徒さんに対して、です。保護者の方へ、ではありません。お子様に、です。


もちろん、そういっても、何回も嬉しくて、楽しくて、叩いてしまう場面も出てきます。

 叩きたい衝動が止められない、という場合があります。

楽しい=止められない、になっちゃうんです。本人も気付いたら…です。 

 そういう時は、一度止めて、落ち着いて、先生の最初の言葉覚えてる?と

根気強く、伝えてあげてください。

(怒ってるのではなく、悲しいことを根気強く伝えていくと

本当に少しずつですが、きちんと成長とともに、本人のコントロールが上手になっていきます。)


そして、楽しくなりすぎないように

鍵盤に戻った時は、楽しさを少し敢えて、抑えましょう。 

先生もそこまで喜ばず、落ち着いて言葉だけで褒めたり、喜んで。

決して感情を出しすぎず。


 鍵盤の近くから離れたら また発散、先生も大いに喜んで!!!! 


 それを繰り返して 

子どもが 座ったら落ち着く という状態に慣れる

(パブロフです🐶)まで、一緒にやってみて欲しいです。


どのタイプの子より、成長が愛おしく、感じられるはずです☘️




 本日は、「体感タイプ」についてのご提案でした。



さあ!! これで4つ全てのタイプが出揃いました!


次からは、実際にこのような感じで…という

より具体的な例をお伝えしていけたらと考えています。


また、この4つのタイプ以外の要因が絡んでくることがあります。

そちらについても、また別で書いていけたら…と思っていますので

よろしければ、また覗いてみてください。


本日もお読みいただき、ありがとうございました!

Croissons Music roomでした!

R.o


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